日本語のレッスンでよくあること
それは
当日や前日のドタキャン。つまり
学生の休講申告だ。
これはけっこうショックだ。
というのも、ある程度稼げる金額を想定している。しかし
その金額が減少するからだ。
しかし、キャンセルはつきもの。という意識は必要だ。
ではその対策はあるのだろうか。
突然の休講
突然の休講はしかたない。
というのも、学生も事情がある。どのようなものがあるか。
1.調子が悪い。風をひいた。入院した
というような体の調子がわるいときである。これはしょうがない。学生も休みたくて休んだわけではないからだ。
2.仕事がはいった。残業だ。出張だ。
これは、しょうがない。特に社会人学生の場合はこれはつきものだ。
ほかにも考えられるケースはあるが、この二つが多い。
わたしも何度か上記の二つを経験した。
特に社会人学生は「ドタキャン」はつきものだ。
しかし、しかたないとうい意識はほんとに大切だと思う。
これがないと、学生を非難して、どうしてドタキャンするのかと。
そうなると学生との関係もぎくしゃくしてくる。
調子が悪いといった場合は、「学生の安否」をまずは心配することだ。
対処法は
対処法はあるのか。
その一つに、補修講義だ。で、いつするのか
授業をした、当日。つまり、休講になった次のレッスンの時間をやや多めにする方法だ。
1時間のレッスンだったら、1時間は30分とか2時間という具合にだ。
学生によっては、他の日にちを時間を補講にあてる時間はないケースが多い。
よって、レッスンの時間を延ばして、補講にしてしまう。
補講の時間を取れればいいが、それができなければ、レッスン当日を延長する形にする。
そのとき大切なことは
学生のためだという意識をもたせるのだ。
休講になった分、学習したことを忘れてしまう。語学はコンスタントに継続が必要だ。
ということを学習者に伝えるのだ。
これは大変重要だ。
学生のためだ
とうい意識を植え付けさせる。
そのうえでの
補講なのだ。
最初が肝心
そうはいっても、補講の時間もとれない。
そこで、最初のレッスン時に決めごとをする。これしかない。
つまり
当日キャンセルについての
ルールを合意しておく。
たとえば
上記のように、
”補講するので、かならず、授業を延長します”や、
他の日にちに調整して、
”一か月何回という回数や時間は死守する”
ことを前もって合意しておくのだ。
いや、学習者がさぼっているのに、そこまで学習者のために教師が時間を割くのか。
と思われるかもしれない。
しかし、ここは信頼関係を構築するためにも
授業はあるていど、「補講」という形で行ったほうがいい。と思う。
ややつらいところではあるが、学習者への配慮はそんなところに現れ、信頼は構築される。
心のダメージを最小限に
ドタキャンはけっこう「きつい」。
ダメージはある。
でも、そのダメージを最小限にするためにも、
最初のスタート時にルールは必要だ。
もし講師派遣の会社があれば、必ずこの「ドタキャン」のルールに合意しておこう。
たとえば、授業がなくても、学生によるキャンセルは時間給として換算されるということで。
また、オンラインも同じだ。予約通り学生が授業に参加するとは限らない。
「時間を守る」というのは、日本人の美徳だが、海外ではルーズなことが多い。
そのために
オンラインでも10分ルームに入ってこない場合は
受講料発生のルールを決めておこう。
とにかく、ドタキャンでショックを受けないこと。
教師も心身健康でなくてはならない。精神的なダメージは極力なくしていく。
楽しく教師生活をしたいものです。
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